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相続の話

息子がお世話になっている塾の先生は、今年の7月に急にご主人を亡くしてしまった、50代の女性です。
熱心な先生で教え方が上手なため、生徒はどんどん増え、1年前は息子ともう一人だけだったのが今や人数制限を設けて10人になりました。
でもそれも1月まで。以降は、少し離れた場所に引っ越してしまうため、他の子はどうするかしりませんがうちは通わせられなくなりそうです。今からとても残念です。

ここで疑問に思うのがチュニジアの遺産の扱い。
義父が死亡したときの遺産分配についても「!!!???」だったのですが・・。

先生にはお子さんがなく、夫婦二人で仲良くそれぞれ真面目に仕事をしながらやってきました。
子供のない夫婦の夫が亡くなると、妻は遺産の4分の1のみの贈与になるそうです。
じゃあ、残り4分の3は?親きょうだいで決められた比率で分配するらしいです。

7月に彼女のご主人が亡くなったあと、1週間もたたないうちに、ご主人の家族がやってきて「遺産の4分の1をやるから早くこの家を出て行け」と迫ったのはこの辺の人なら誰もが知っている話。
みんな、カネが絡むとオニですな~。

先生の家は、こちらではよくあるのですが、大きな建物を4つくらいに区切って夫側の兄弟姉妹でそれぞれ世帯で住む形式をとっています。
ご主人がなくなった今、子供がいないあなたは他人。とっとと出て行きなさい、ということなんですね。

でも先生は冷静で、死後6ヶ月間は居住の権利があるのでそこにとどまり、6ヶ月経った1月以降は自分の実家の近くに住むという決意をしたのです。

もし子供が一人でもいたら、誰も出て行けと言えないところもミソだと思いませんか?
30年以上夫婦でやってきた意味ってなんだったんでしょう。

ただし、子供がいても、夫が亡くなった後の妻の相続分ってごく少ないのです。
日本の感覚で説明すると
夫名義の畑の収穫の利益が年間400万円あったとします。夫が存命中はこれが夫婦の収入です。
でも!夫が亡くなると、妻の相続分は年間50万円に激減します。そう、妻の相続分はたった8分の1。
残りは子供たちで頭数で割って分配です。ただし、娘は息子の取り分の2分の1です。
不平等だなー・・と思うのは私だけなんでしょうか。
第一、残された老いた妻が年間50万円でどう生活したらよいのでしょう。

畑の名義変更は、畑の細分化を恐れて、誰か一括で買う人が現れるまで行われず、年間の取れ高を法定通りの相続比率で分配するのが主流のようです。

この分配率、おそらくコーランのまんまなんですね。1400年前のまま。
神様が決めたことなので間違いはないのでしょう。だから誰も文句を言わずこれまでやってきて、これからもきっとずっとそうです。

女性である私、ずっと専業主婦でこの国で暮らして夫に突然死なれたらもう、一文無しで野垂れ死に?
いやいや、そうはならならいように、自分で自活の道を見つけるとか、何とか自分の財産を持たねば。。。
住んでみなければわからないことって、多いなあ・・・
by msbrick | 2014-11-22 21:55 | 日記 | Comments(0)
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