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ナイチンゲールの功績

息子が寝る前に毎晩一つお話を読んでいますが、最近はネタぎれになってきました。
そこで、歴史や伝記を少しづつ話すことにしていますが、
私も忘れていることが多く、自分でも勉強しつつ(といってもネットで検索するだけ・・)やっています。

最近は国際ニュースでクリミアが挙げられることが多いです。
クリミア、クリミアといえばクリミア戦争、クリミア戦争といえばフローレンス・ナイチンゲールです。
彼女についてとりあげようと、おさらいをしていました。

ナイチンゲールといえば、小さい頃に読んだ伝記から
皆が尻込みするような戦地へ趣いて献身的な看護をした勇気ある人、というイメージを持っていました。
まあ、一言で言ってしまえば「外国のエラい看護婦さん」。

改めて調べてみると、おや、こういう人だったのか、と違う印象です。
詳しいことは省いて、かいつまむとこんな感じ。

イギリスの裕福な家に生まれ、各種教育を受けた才女が、ふとしたきっかけで奉仕について考えます。
その後看護師を志し、本格的に勉強をし、経験を積みます。
そして、仲間とともにクリミアへ従軍しますが、任地の役人に拒否されます。
昔なので、「女だてらに、ヘッ」ということだったのか、彼女たちの指揮官と合わなかったのか、
まあ、よくある衝突です。今でも企業でありそうですネ。
でも彼女はめげずに、便所掃除の担当部署がないことに目をつけ、そこから食い込みます。

裕福なお嬢様が戦地で便所掃除!これは相当ショッキングでした。。。

彼女たちには女王という味方もいたので、ほどなく自由に仕事ができるようになり、そこで看護をします。
そして、患者の死亡率は大幅にダウン、またその猛烈な看護ぶりから「白衣の天使」と崇められますが、
彼女は至って謙虚で地味であったそう。

カン違いして「アタシは女王とトモダチなのよ~。すごいことしたのよ~」と鼻高々となったり、
「これが本当のクリミア」とか「クリミアでの私」と銘うって講演したり、品のない本を書いてガンガン儲けなかったんです。

帰国後は、ただただ、地道に仕事をしました。
今後の看護や病院建築にむけての、統計を駆使した資料作りです。これが近代の看護医療に非常に貢献したようですね。
イギリスではナイチンゲールを統計学の先駆者としているそうです。これは知りませんでした。
看護だけでなく、いろんな勉学をしてきた彼女ならでは成しえたことでしょう。
学力を応用する才もあったのです。また、資料をわかりやすく伝える(これ大事ですよね)能力もあった。

行動力、政治力、学力があり、無駄なプライドがなく謙虚な人。そんなイメージに変わりました。
大人になってから伝記を読むのも、子供とは違った角度で見られるので、また違った印象を持つんだな・・
そんなことを教えてくれた人でもありました。
 
次回はコロンブスについて教えて、と息子に言われたので
また調べておかねば。意外性のある人かな??
by msbrick | 2014-03-05 16:59 | 日記
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